利用方法
ラピックオイルフェンス
ラピックオイルフェンスの使用場面ごとの仕様
- 流れの速い川に展張するとき → パラペットフェンス(緑色)+ ラフトフェンス(白色)
- 流れのあまりない箇所に展張するとき → パラペットフェンス(緑色)のみ
- 長期間(1年以上)張りっぱなしにするとき → パラペットフェンス(緑色)のみ
展張前の準備
ロープの取り付け方
パラペットフェンス同士の連結方法
パラペットフェンスとラフトフェンスの連結
- ※なお ラフトフェンス同士は連結しません。
展張場所の川岸が切り立っていて水面と落差がある場合に用いる分岐接続
展張場所の川岸が切り立っていて水面と落差がある場合
- 分岐接続させた一方の端は 支点に固定して流圧負荷を支えます(テンショナー)。
- 分岐接続させたもう一方の端は 水面にフリーに浮かべて油を集めます(ストッパー)。
- ストッパーは移動しないように 軽く川岸に押し付けるようにロープでおさえます
- ストッパーの上流に 特に浮力の強いオイルマット(スミレイオイルマットなど)を浮かべます。
流れの速い川において
これはすべてのオイルフェンスで共通です。
元々急流に強いラピックオイルフェンスで用いると、最強レベルの防除力となります。
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流れに対して、斜め角度をつけてまっすぐ張ります。
【理由】油がフェンスを潜り抜けにくくなり、止められた油が川岸に寄せられてきます。
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二本ないし数本を並行に張ります。
【理由】上流側のフェンスが流れを弱め、下流側のフェンスが油を止めます。
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オイルフェンスの上流に「特に浮力の強いオイルマット(スミレイオイルマットなど)」を浮かべます。フェンスを多段に展張したときは、すべてのオイルフェンスの上流側に浮かべます。
また最上流部に張ったオイルフェンスの上流に浮かべた「特に浮力の強いオイルマット(スミレイオイルマットなど)」のさらに上流に「吸着量の多いオイルマット(パフィンオイルマットなど)」を浮かべます。【理由】フェンスの防除力を補助し、油が潜り抜けにくいようにするためです。
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「吸着量の多いオイルマット」は 十分に油を吸ったら引き上げて 新しいマットと交換します。
現場水域に浮いている油が少なくなってきたら、すべてのオイルマットをいったん引き上げて、新たに「薄油膜まで吸着できるオイルマット(スミレイオイルマット)」だけを浮かべます。【理由】薄い油膜まで吸着させ、事故処理を最後に仕上げるためです。