製品情報

油分吸着塔COPLA(コプラ)オイルフィルターCOPLA:音律(スペイン語)

上から原水を注ぎ入れて 吸着材に自然通水するだけで
・油(炭化水素、脂肪酸トリグリセリドなど)
・HNS(トルエン、キシレン、ベンゼンなど)
などの疎水性液体を 精密に除去できる吸着塔です。

圧力をかけるための動力などを使わず、排水基準まで油を除去しうる器材としては破格のローコストです

軽量で分解移設もできるので簡単に設置や撤去ができ、軽トラックやワンボックスカーで運べ、油流出事故現場でも、排水設備でも、屋外屋内を問わず、幅広く使えます。

処理水量 1~2 t/h(原水濃度、要求処理制度によります)
油分吸着量

吸着材の交換までに約15ℓ(間欠・連続、屋外・屋内など 使用条件により異なります)

寸法

通水槽:直径約85cm 高さ約85cm    
受水槽:縦横約105cm 高さ約35cm

重量

使用前:約60kg  
使用後:約100kg 
-吸着材(スミレイ)重量が約11kgから50kg強に増えます-

主な材質

通水槽:PE樹脂、 
土台格子:亜鉛メッキスチール
受水槽:コーティングスチールパイプ、PVCターポリン

使い方

準備

全体を組み立てます。組み立て方は製品に添付した取扱説明書で説明しております。
以下、わかりにくいかもしれない工程について参考のために動画を掲載いたします。

参考動画 ①「受水槽 貯水シートの設置」

参考動画 ②「通水槽 締め紐のかけ方」

参考動画 ③「通水槽 締め紐のかけ方 アップで」

参考動画 ④「通水槽 充填袋および吸着材の設置 1」

参考動画 ⑤「通水槽 充填袋および吸着材の設置 2」

参考動画 ⑥「通水槽 受水袋の取付 1」

参考動画 ⑦「通水槽 受水袋の取付 2」

参考動画 ⑧「通水槽 受水袋の取付 3」

参考動画 ⑨「注水ホース ちりろか袋の取付け」

組み立てた後、油を含まないきれいな水(水道水など)を注水口から400~600ℓ流し入れる(水は循環させて通水しても結構です)ことで吸着材(浮遊活性炭スミレイ)層にある油の抜け道をふさぎます。

参考動画 ⑩「吸着層の水途ふさぎ」

運転

注水口から原水を投入すると、油分を除去された処理水が受水槽に落ち、排水口から流れ出ます。

メンテナンス

水位がオーバーフロー導水管近くまでひんぱんに上がるようになった時や、受水槽の処理水に薄油膜が浮くようになった時は、吸着材(スミレイ)を取り替えます。

参考動画 ⑪「通水槽 分解(吸着材の取り替え)」

(なお この動画では映像を簡略化するため受水袋をオーバーフロー導水管からはずす工程を飛ばしていますが、実際には、受水袋を抜き上げる前に金具の止めナットを外してください。)

また除塵材や除塵袋の汚れが著しくなったときは、これらも取り替えてください。

尚、汚染土壌から油が染み出してくる現場などの油分濃度が高い水や油の他にシルト、SS、細かいゴミなどが多量に含まれている水の場合は、別売の「DDトラップ」や「DDフィルター」を通してから本器に通すと 目詰まりや破過までの時間が長くなり メンテナンス間隔を長くすることができます。

コプラシステム

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