製品情報

路面用 液体汎用吸着材 ACライト(現在、シリーズ姉妹品『ACライトM』を中心に販売しております) あらゆる液体をしっかり吸着
スリップ防止
防火や消火にも(窒息消火による第5種消火設備)

路面用油吸着材のスタンダード。信頼のトップブランド

ACライト
ACライト

■ACライト10㎏袋(約20リットル)
■ACライト4.5㎏袋(約9リットル)
■充填かさ重量 約0.48㎏/リットル

油吸着現場

油吸着現場

ACライトの特徴

ACライトは強い吸着力をもちます。

ACライトには微細な孔が無数に開いており 強い吸着力をもちます。
こぼれた液体の上にまいておけば こねまわさなくても吸い上げ、一旦 吸着したら離しません。
液体を内部に吸着するので 吸着後もサラサラしています。

ACライトは人体に安全です。

珪藻土という天然素材を原料としており、人の肌と同じ弱酸性です。
しかも粉が少ないので 皮膚、粘膜、気管を刺激したり 眼を傷つけたりしません。

ACライトは何でも吸えます。 

化学的に安定しており、弗化水素酸か高温のアルカリ以外の液体と反応しません。
「何かよく判らない液体がこぼれている」という不安な場合でも ACライトは使えます。

ACライトは経済的です。

安く見える吸着材でも吸着量も少ないなら高い買い物です。
ACライトは吸着量が多いので少し撒けば十分です。
本当にお得なものを選ぶなら、ACライトです。

ACライトは軽量です。

かさ密度 0.5 弱。軽いので持ち運びも楽です。

ACライトは天然素材です。 

ACライトは天然素材の多孔質なので、微生物が住み着きやすく、油を吸着したACライトが少量で
あれば草地に放置しておけば油を自然に分解することができます。

ACライトは天然素材です

さらにACライトはスリップしません。

微妙に調整された硬度をもつので 急ブレーキをかけたタイヤと道路の間でつぶれることで運動エネルギーの吸収もするのです。
欧米で主流となっているSRT(Skid Resistance Test)においても良好な結果を出しております。

ACライトMも同様です。

よくあるご質問

Q1透水性(排水性・高機能)舗装でACライトは目詰まりを起こしませんか?

国土交通省「土木工事共通仕様書」に記載されている排水性舗装透水係数の目標値および社団法人日本道路会により、透水性舗装の基準値とされている透水係数は、1x10-2cm/秒です。
これに対し、ACライトの透水係数7.1x10-1cm/秒は、粒状の場合は1x10-2cm/秒、つぶれた状態でも1x10-2cm/秒に近い、9.2x10-3cm/秒です。従って、ACライトは通常目詰まりを起こしません。但し、油をたっぷり吸ったような場合にはどのような吸着材でも目詰まりする危険があります。詳しくはお問い合わせ下さい。
ちなみに透水係数で、
1x10-1cm/秒は砂地の水はけ、
1x10-2cm/秒は砂とシルトが混ざったような畑の水はけ、
1x10-3cm/秒は粘土でも砂地でもない土が耕されてしばらくした状態の水はけ、
1x10-4cm/秒はよく踏まれた土の水はけ、
1x10-5cm/秒は重機で踏まれ雨後3日も水溜まりが出来るような土の水はけをイメージするとよいと思います。
また、1x10-2cm/秒の透水係数をもつ舗装面は1時間に360mmの雨に耐えられるという計算になります。

Q2吸着するのは油だけですか?

油のほかにも多くの種類の液体を吸着することができます。
硫酸や塩酸などの酸、苛性ソーダやアンモニアのようなアルカリ、不凍液、アルコール、水分 など 油(炭化水素、油脂)以外の液体も吸着します。また油といっても 実際には界面活性 剤やエステルが多く含まれている 潤滑油や切削油なども吸着します。
漏油現場である路面や床面には 油とともに他の液体も漏出していることが多く それらをま とめて吸着回収しなければ復旧ができないことが多いのです。

Q3気体も吸着しますか?

例えば 硫化水素や塩素のような気体を吸着することは難しく、一旦 吸着孔に入り込んでも再び脱着してしまいます。
但、これらの発生源となっている液体の上にACライトを散布すれば揮発・拡散をある程度抑えることはできます。たとえば 漏洩したガソリンの上にACライトをやや厚めに散布しておけば、火を近づけても引火しません。

Q4ACライトは何からできていますか?

ACライトは珪藻土を焼いて作ったセラミックです。珪藻土の主成分は二酸化珪素(SiO2)で、その他に酸化鉄、酸化アルミニウムなども含まれています。
珪藻という生物(プランクトンの一種)は、無数の小さな穴が体の表面にあいており、しかも体内に二酸化珪素を溜めこんでそれを骨格にする性質があります。珪藻が死ぬと生きていたときの形のまま無数の小さな穴があいた化石となります。その堆積物が珪藻土なのです。
珪藻土は、七輪の材料や壁土としても利用されています。
微細孔が開いているうえに 化学的にも安定しているからでしょう。

Q5開封後の保管方法を教えてください?

ACライト自身は経年劣化するものではありませんし、水濡れした場合でも日にあてて乾かせば元通りに使うことができます。保管上問題となりやすいのは袋の劣化です。
袋は丈夫なポリエチレン製ですが、紫外線劣化は避けられませんので、日光があたる場所に保管することは避けてください。
袋が劣化した場合には、市販のポリ袋にいれかえて保管しておいても問題はありません。

Q6少しだけ油を吸着した場合、もう一度使うことはできますか?

白い粒が残っているようなら、まだ吸着できます。
尚 油は酸素と結合して自然発火する可能性もありますから、紙や布などとは分けて油を吸着したACライトは金属缶などの中にいれて保管しておいたほうがよいと思います。

Q7ACライトは燃えますか?

ACライト自身は燃えません。
軽油やガソリンを吸って変色したACライトに火を近づけると、吸着された油だけが燃えてACライトは残ります。
「吸着された油が燃えるなら火災の危険は同じだ」と考えられる方もいるかもしれませんが、油を吸って変色したACライトを未吸着のACライトで覆いきれば着火しませんし、火が小さいうちならば、ACライトを上にかけて窒息消火の資材として使うこともできます。
火災の危険をできるだけ小さくする、という観点からいえばACライトは適切な選択です。
尚、油を吸ったACライトを焼却処分すると、熱によって少し崩壊するので粉が多くなります。

Q8ACライトを使用した場合、スリップすることはありませんか?

ACライトには 市販の滑り止め材と同等の耐スリップ性能があることがテストで確認されております。よって 作業現場にACライトが少々残っても、それが原因でスリップする危険はないものと考えます。
また吸着力が強く、油を含んだ粉分が路面に残る量も他の吸着材と比べて非常に少ないので、油の残留による危険も最小限に抑えることができます。
但、車が乗り上げそうなほどの量の吸着材が放置されている場合、作業が不十分で漏油が多く残っている場合は、使用した吸着材が何であれ、危険は残るでしょう。

Q9AACライトとACライトMの違いは何ですか?

一番の違いは粒の形です。ACライトは直径1mm、長さ2mmくらいの円筒形をしていますが、ACライトMは 直径1mm前後の不定形球形です。言い換えればMのほうが粒が小さいのです。またMのほうがやや赤っぽく やや柔らかいという微妙な違いもあります。

ACライト 技術サポート(使用法ガイド)ページ

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LCライト
ACライトの姉妹品、油(疎水性液体)だけを吸着します

雨天時の水たまりの上や 氷雪路面の上に油がこぼれた時に粒状吸着材を使うと、水ばかり吸ってしまうことがあります。
そうかといってオイルマットを置いて回ることは大変な重労働です。
そんなときは、撥水性の粒状吸着材が便利です。
LCライトは、油を吸っていないときは水面に浮かんで油膜をキャッチ。油を吸ったら水に沈んで、その場から流失しません。
油と水のある路面にまいて、あとはほうきで掃きとるだけです。
道路上に何百mも細長い油膜がひかれているときも、LCライトを油膜の上に薄くばらまいていけば、油膜はきれいに吸着回収されます。
しかもLCライトは 吸着後も油を再放出しないので、万一、側溝や川に流れ込んでも油膜が浮かびません。

LCライトのもつ、油だけに対する強くて長持ちする吸着力は 様々な可能性をもちます。

たとえば

  • 油汚染土壌から染み出る油の流下拡散防止
    (地表近くに 広く薄く埋設しておくと 雨水まどで浮き上がってくる油を吸着回収します)
  • 鉄道などのバラスト(敷石)の下に流れ込んだ油の流下拡散防止
  • 津波火災※における防火・消火材
    ※ 津波で倒壊した貯油施設からガソリンや軽油が漏洩して、漏電で引火し大規模な火災として燃え広がること。実際に東北大震災でも発生しました。
    (ドラム缶などにいれて普段から置いておくだけで 流れてきた油を吸って水面下に沈み 引火させません。)

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